不動産の売り時とは?

query_builder 2022/04/10
空き家
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なんらかのご事情で不動産の売却をお考えになっている方は、『いつ売り時なのだろうか』とお考えになることも多いのではないでしょうか。実際に私共にも「今は不動産の売り時なのでしょうか?」とご質問をいただく事が多くあります。

不動産の売り時には、様々な見方もあり、正しい結論を導くためには、現状の状況を正しいデータで考察して行く必要があります。一般的に指標とされる考え方を説明して行きます。


 不動産の売買は、需要と供給のバランスによって成り立っていますので、購入したい人が多くて、売り物となる物件が少なければ、物件価格にそれなりに影響してくることになります。このバランスに大きな影響があると思われるのが、いわゆる

「空き家問題」です。度々報道されているので、なんとなく皆様もご承知の通りかと思いますが、総務省によって調査が開始された1978年以降、空き家の数は年々増加傾向にあります。1988年時点で約394万戸だった空き家は、30年後の2018年時点では2倍以上の約849万戸にまで達しており、割合としては全体の約14%にもなっています。これからも、人口の減少に伴い世帯数もピークアウトしていきますので、新築着工件数がなくならない限りは、空き家も増え続けることになります。


 これらの問題は、地域によっても違いはありますが、単純に考えれば、家が余ってきていることになります。家が余っている状況が徐々に進行してきているので、

需要と供給のバランスから言うと、供給過多ということで、不動産物件価格が下落

するリスクどんどん高まってくることが懸念されてくるということです。


 空家の増加と人口の減少という2つの指標からは不動産価格が上昇し続けることにつなげることができないというのが、今の日本の状態です。さらに、日本全体の問題として、高齢率の上昇という問題もあります。ご所有される住宅がもう何十年も前の物件であればお手入れの状況によっては価格的にかなりのマイナスのダメージを受ける可能性もあります。また、施設などの利用によって売却物件の数も多くなってくる可能性もあります。


 今回のケースでは、日本全体の空き家、人口減少、高齢化などによるケースで売り時の考察をしてみましたが、決してこれだけで判断できるものでないのも確かです。外部要因に大きく影響を受けることは間違いありませんが、都市部なのか、地方なのかによっても変わってきますし、物件種別によっても変わってきます。資産

価値の把握を心掛けてみてください。

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株式会社フィールド

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