「期限」とは

query_builder 2022/11/06
空き家土地相続
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➀期限とは、契約の効果発生や消滅を、将来到達することが確実な事実の発生にかからせることがあります。たとえば「飼い犬が死んだら、家を売る」と言う場合です。これを期限といいます。条件と期限は非常にまぎらわしいことがありますが、将来到来することが確実かどうかが区別のポイントです。飼い犬の死亡は必ずいつか生じることなので期限です。これに対し、前回の「転勤が決まったら」と言う場合、転勤があるかどうかは不確実なので、条件にあたるわけです。

②期限の種類  重要なのは、確定期限と不確定期限です。確定期限とは、期限到来の時期が確定している場合であり,例えば「12月1日に支払う」というものです。これに対し、不確定期限とは、期限到来の時期が不確定なもので、

「飼い犬が死んだら、家を売る」と言うのがその例です。

③期限の利益の放棄 例えば、「1年後に返す」と言う約束で借金した場合、1年後までは返さなくてよいということは、債務者にとって利益なことです。

このような利益を債務者があえて放棄して、期限前に返済することはできます。ただし、債権者の方も期限までの利息をとれると期待しています。

この債権者の期待を一方的に奪うわけにはいかないので、期限前に返済したとしても、原則として利息は期限までの分を支払う必要があります。

なお、期限前に返済した場合は、利息を割り引くということを契約で定めておけば、その定め通り、利息を全額付けて返す必要はありません。



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株式会社フィールド

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TEL:04-7127-1878


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